2015年3月7日土曜日

家族療法スーパーヴァイザー養成講座

定員に達しましたので、申し込みを締め切らせていただきました。
次年度も開催予定です。ここでご案内いたします。

目的
システムズ・アプローチにもとづくスーパーヴィジョンの理論を学び、実際のスーパーヴィジョン経験をとおしてその技法を学びます。
対象者
臨床経験5年以上の専門職(医師、看護師、臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士、教師など)で、後進の指導に当たる立場の方。
日程 (全6回)
(1) 5月16日、(2) 6月20日、(3) 7月18日、(4) 9月26日、(5) 10月17日、(6) 11月21日
いずれも土曜日の午後8:30-10:00(1.5時間)
日程は変更する場合があります。
前半はスーパーヴィジョンの理論と技法を講義中心に行い、後半は各参加者のスーパーヴィジョンのスーパーヴィジョン(メンタリング)を行います。
場所:田村毅研究室(東京都港区)

定員:3-6名

講師:田村 毅(精神科医、日本家族研究・家族療法学会認定スーパーヴァイザー)

教科書:Lee & Everett著「家族療法のスーパーヴィジョン-統合的モデル— 」金剛出版, 2011

受講料:30,000円(税別)

申込み・お問い合わせ
下記をご記入の上、電子メールでお申込みください。
お名前(ふりがな):
性別・年齢:
所属・役職:
臨床経験年数:
連絡先電子メール:
連絡先電話番号:
備考:(講座に対するご希望など)

家族療法グループ・スーパーヴィジョン

4月よりグループ・スーパービジョンを開始いたします。
どうぞ、ご参加ください。

目的
参加者が提示する家族ケースをもとに、家族システムの見立てと効果的な支援策についてグループで検討します。また具体的なケースをとおして家族療法の理論と技法について学びます。
対象者

  • 正参加者:専門家としての守秘義務を遵守し、継続的に関わるケース(臨床事例)をお持ちの専門職(医師、看護師、臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士、教師など)
  • 準参加者:上記の専門職を目指す大学院学生など、自らの事例は提示しない方

日程

  • 2015年4月25日、5月16日、6月20日、7月18日、9月26日、10月17日、11月21日、12月19日
  • 2016年1月16日、2月20日、3月12日
  • 全11回。いずれも土曜日の午後6-8時(2時間)
  • 日程は変更する場合があります。
  • 年間を通じてのご参加を原則としますが、1回のみの参加も可能です。

場所:田村毅研究室(東京都港区)

講師:田村 毅(精神科医、日本家族研究・家族療法学会認定スーパーヴァイザー)

教科書:日本家族研究・家族療法学会編「家族療法テキストブック」(金剛出版)

受講料(税別)

  • 正参加者:各回5,000円(全11回一括40,000円)
  • 準参加者:各回4,000円(全11回一括32,000円)

(年度途中より一括お支払いただく場合は、残りの回数合計の2割引といたします)

定員:正参加者:6名、(準参加者:若干名)

申込み
下記をご記入の上、電子メールでお申込みください。
お名前(ふりがな):
性別・年齢:
所属・役職:
連絡先電子メール:
連絡先電話番号:
備考:(講座に対するご希望など)

2015年3月1日日曜日

高齢のご両親についてのご相談

【つぶやき】からのご相談です。

70代の両親について相談先を探しています。母はもともと発達障害があったと思われ、依存心が強く、自己中心的で被害妄想があり、私(長女40代)も子供の頃から気持ちを理解してもらえたことがあまりありません。私が父と仲良くすることを嫌悪し阻止するので、思うように父と関われませんでした。

父と私は母をカウンセリングに連れて行きたくこれまで何度も努力しましたが、母が激高することを心配する親類の協力を得られず、父が奮起して一人でカウンセリングに行ってみたことがありましたが「本人を連れて来なければ話にならない」との対応で父は懲りてしまいました。

トラブルの多い母には家族も親類も腫物に障るようその場凌ぎの対応でここまできましたが、最近父がステージ4の癌と判り闘病が始まりました。当初は献身的に向き合っていた母ですが、過剰に頑張ってしまうためストレスで被害妄想が酷くなり、父への暴言が始まり看護できそうにない状態で、さすがに父も家を出たいと言っております。

このようなケースですが、田村先生でしたらどのように対応していただけますか?

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お返事が遅くなり、失礼いたしました。
お母さまの対応と、お父さまの闘病とが重なり、とてもストレスの高い状況とお察しいたします。
ふたつの方法が考えられます。

1)本人を連れて来ないで解決を図る。
娘さんであるあなたが、もし可能であればお父さまもご一緒に、いらしていただき、どのようにお母さまと関わることができるか相談します。

もともと性格に問題のあるお母さまと家族との関係性が、長い間に悪循環のスパイラルに陥っている可能性があります。その当事者ですと見えないのですが、専門家が客観的な立場から家族のやりとりを伺い、悪循環を外すためのツボを見つけ出します。そのツボは、多分、今まで実行することのなかった想定外の関わり方になると思います。それが、具体的にどのような関わり方かということは、これだけの情報からはわかりません。もう少しお話を丁寧に伺う中で見えてきます。

2)お母さんの問題ではなく、別の問題にすり替える。
たとえば、「お父さんの看病の問題」として、お母さまを連れていらっしゃるという方法です。
お母さまの意識の中ではご自身が問題であるとは全く認識せず、まわりの人が問題であると認識していらっしゃるでしょう。その「困り感」に沿った形で相談に入ります。たとえば、お母さんにとって、「夫が自分の言うことを聞かない、夫がすぐ怒る、夫が妻を無視する・冷たくする」などの困り感をお持ちでしたら、そのような「困った夫の問題」をどうしたらよいかという視点から相談に誘います。自分のことでは相談する気持ちがなくても、「問題の夫」という構造であれば相談にいらっしゃるかもしれません。

もし相談にいらっしゃっても、「実は、あなたが問題ですね」という流れには持って行きません。あくまで「夫の問題」を相談していく中で、お母さま自身が抱える葛藤や感情を表出されて、他者に支えられているという感覚を抱くことができれば、気持ちが落ち着きます。

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以上、ふたつの方法をご紹介しました。
いずれの方法でも、お母さまの性格自体を変えることはおそらく無理でしょう。しかし、このようにして、家族関係の悪循環を緩和することは可能です。それは、お母さまご自身ばかりでなく、癌と闘うお父さまにとっても、とても重要なことは言うまでもありません。

2015年2月10日火曜日

「先々心配性」と二種類の親の愛

「ひきこもり脱出講座」の参加者のお話です。

皆さんの話を聴いていて、私は「先々心配性」だと思いました。
子どものことについて、先回りして心配して、何かを言ってしまいます。

とても大切なことに気づかれましたね。
「心配性」と言われると、なんだか良くないことのように思われますが、親が子どもを心配することは当たり前。とても大切なことです。
逆のことを考えてみましょう。もし、親が子どものことを心配しなかったら、どうなるでしょう?子どもは危険にさらされますね。親は子どもを危険から守らなければなりません。子どもの先々のことを心配してしっかり守ってあげることが、親の愛情です。

しかし、もう少し深く考えてみましょう。親の愛情って何でしょうか?
私は親の愛情には二種類あると考えます。それをよく理解して、バランスよくこの二種類の愛情を子どもに与えれば、子どもはうまく育ちます。

二種類の愛とは、守る愛と放す愛です。順番に説明しましょう。

1) 守る愛
子どものことを心配して、予想される危険をあらかじめ予知して子どもの身の安全を守ります。
この世の中は危険に満ちています。安心していると痛い目に遭います。子どもはまだ自分を守ることができないので、親がしっかり保護してあげなければなりません。
この愛情は、子どもがまだ小さい時に特に重要です。子どもは、守られているんだという安全感を得て、この世の中は基本的に大丈夫なんだ、自分はこの世の中に生まれてきて良かったんだ、自分を守ってくれる親はありがたい、つまりいろんな人がいるけど基本的には自分の味方でいてくれて、自分がどんな悪いことをしても良いことをしても、変わらず絶対的な愛情を注いでくれるんだという、人格の核となる自信を得ます。人は自分のことをわかってくれるはずだ、守ってくれるはずだという安心の期待を得ることで、この世の中に安心して留まることができます。

2) 放す愛
もう一つが放す愛、これは様々な点で守る愛と180度異なります。正反対なんですね。
子どもは自分で身を守ることができるだろうと、子どもの潜在能力を信頼します。もしかしたら危険なことが起きるかもしれないと予期しても、親が子どもをも守らず、子ども自身がどうにか難局を切り抜けることを遠くから見守っています。
この世の中は危険に満ちています。何かに挑戦しても失敗がつきものです。しかし子どもが転んで痛い目にあっても(失敗しても)、自分で機嫌を直して立ち上がり、また歩いてゆけるだろうと信じています。親は心配だとしても、子どもに任せて、あれこれ手を出しません。
この愛情は、子どもから大人へ自立する時に特に重要です。親が手を出さず、自分に任せているんだ、つまり親は自分のことを信じてくれているんだという安心感を得て、自分でどうにか困難を切り抜けてみよう、がんばってみようというやる気が芽生えます。親は助けてくれないんだという諦めが、親に頼らず自分でどうにかしなくてはならないという気持ちに切り替わります。
でも、きっとそううまくはいかないでしょう。何度か失敗します。もう親に助けてもらいたい気持ちです。それでも、親が助け舟を出さずに子ども自身に任せているということは、よっぽど自分でできると思っているんでしょうか。そのような親の肯定的な期待感を受けて、子どもは辛いけどまた挑戦します。何度か失敗しているうちに、いつか成功する時が来ます。そのことを親はしっかり見ていてくれます。自分の力で難局を切り抜けることができたのだという体験が、辛くても自分でどうにかできるという自信につながり、親やまわりの人に頼らずとも自分でどうにかする自立心が芽生えます。保護者に守られ世界だけでなく、危険なことが起きるかもしれない世の中に飛び出しても、なんとか自分でやっていけるという自信を得て、社会の中に安心して留まることができます。

ただ、注意しないといけないのは、「放任」とは異なるということです。放任は子どものことに関心を払わず、忘れてしまっています。それではいけません。子どもが今どんな様子か、遠くから見守っています。近くで見守り手を出しません。子どもが転んだり失敗する様子をちゃんと把握しますが、救いの手を差し伸べず、黙って見ています。よっぽどひどい状態になれば手助けすることもあるでしょう。どれくらいひどくなるまで手を出さないのかが放す愛の難しいところです。

子どもが幼い頃は守る愛がメインです。子どもはまだ自分を守る力を持っていませんから。
しかし、子どもが成長して、自分で自分を守ろう、自立しようとする思春期以降は、放す愛がメインになります。
だからといって、放す愛だけで守る愛が必要ないということではありません。子どもが小さい時も、大きくなった時も、この両者は必要です。ただし、大切なことはその配分です。子どもが自立しようとしている時期に、守る愛の配分が大きすぎて、放す愛が少ないと、子どもは自立できません。

このように理屈で整理すれば簡単に聞こえますが、親がこの二つの愛を使い分けるのは実はとても難しいのです。

子どもに、親として言いたいことを言えないんです。
子どもに遠慮するなんておかしいのに、なぜか遠慮してしまいます。
親が言ってしまうと、子どもの状態がもっと悪くなるんじゃないだろうか、ひどくなるんじゃないかと心配します。
せっかくここまで話せるようになってきたのに、親が言うと、また自分の部屋にひきこもり、親子で話せなくなってしまうのではないかと心配します。
以前、子どもから「うるさい!」と言われたから、それ以上言えません。
子どもから拒否されたから、それ以上言えません。
子どもに言われて、親ががんじがらめになっています。

「親として言いたいことを言う」のは放す愛です。そんなことを言ったら子どもは傷つきますから。
「親が言うと、ひどくなるんじゃないか」というのは守る愛です。危険性を予知していますから。
両方が重なっています。これではどうしたらよいかわかりませんね。だからがんじがらめになってしまいます。

ひきこもりの子どもに、「親の気持ちを伝える」のはタブーだと言われてきました。
親の気持ちは何も言ってはいけない。「これからどうするの?」などと将来のことや、本人の不安を煽るようなことを言って、刺激してはいけません。

その通りです。ただし、それは守る愛がメインの場合です。
守る愛の基本姿勢は不安感です。危険を早期発見しなくてはいけないので。親が不安だと、子どもも不安になります。
放す愛を与える場合は、どんどん親の気持ちを伝えます。「これからどうするの?」と将来のことを言って刺激します。放す愛の基本姿勢は楽天的(安心)です。この子は今は転んでいるけど、自分で立ち上がり歩き出す力を持っているに違いないとなぜか根拠なく安心しています。「立ち止まらなくて良い。前に進んでごらん。失敗しても構わない、また立ち上がれば良いのだから」その言外には「だって君、そうできるだけの生きる力を本当は持っているんでしょ?」という安心感を子どもに伝えていることになります。子どもは言わなくても親の気持ちが伝わります。親の楽天的な安心感が子どもにも伝わります。だから、親が「これからどうするの?」と将来のことを言っても、本人は不安になりません。なぜなら、親が不安になっていないからです。

つまり、放す愛で子どもに接するためには、親の基本姿勢を悲観論(不安)から楽観論(安心)に切り替えなければなりません。子どもが小さい時は守る愛(不安)中心でやってきましたから、子どもが大きくなってもなかなか切り替えられません。しかし、きっかけが与えられ、親が一旦切り替えることができれば、親も楽になるし、子どもも楽になります。

従来は、
守る愛=母親の担当(母性性)
放す愛=父親の担当(父性性)
と言われてましたが、今はほとんど関係ありません。
性役割分業が明確だった一昔前にはこの色分けにも根拠がありましたが、今は違います。
ひとり親でも構いません。ひとりの親が、子どもの状況に応じて、このふたつの愛を使い分けます。守る愛が多すぎても、逆に放す愛が多すぎてもいけません。

ひとり親でも十分に可能なのですが、実際にはかなり難しいです。親自身がしっかりとした基盤を持ち、ぶれずにどちらの愛を使い分けるか状況に応じて判断しなくてはならないからです。
そのために、親自身もまた、誰かによってしっかりと支えられていなくてはなりません。
パートナーによってお互いに支えあいます。そういう意味ではふたり親は確かに有利です。
あるいは、家族以外の親族や友だち、あるいは第三者の専門家でも構いません。要はひとりだけでがんばろうとしないこと。だれかと共に、試行錯誤しながら二つの愛を大胆に使い分けます。

2014年12月19日金曜日

基本的な質問

Q) メールで質問して回答が来るまでどれくらいかかりますか。
メールでのお問合せは、原則として24時間以内にお答えします。但し、休日は明けてからお答えします。
Q) 電話でも問い合わせは受け付けてくれますか?
もちろん、ご自由にお問い合わせください。受付時間は火~金の午前10時~午後4時です。月・土・日はお答えできませんのでご注意ください。
Q) ファックスでも問合せできますか?
はい。24時間いつでもご利用ください。ファックス専用番号:03-6804-2192です。
Q) 初診を申し込んでから、予約がとれるまでどれくらい日にちがかかりますか?
おおむね2-3週間後に予約をお取りできます。土曜日はご希望が多いために、もう少しお時間がかかる場合もございます。
Q) 診察時間を教えてください。
午前930から診療を開始します。通常の終了時間は午後5時ですが、ご事情によっては午後8時までの予約を申し受けております。
Q) 小学校にあがる前の幼児も受け付けていますか?
子どもから大人まで、すべての年齢の方をお受けいたします。実際に来られる方は、10~12歳の思春期以降から大人までが多数を占めます。
Q) カウンセリングにはどれくらいの頻度で通うのですか?
2-3週間おきに通う方が多いです。状況が安定してくると、その間隔を徐々に延ばしてゆきます。
Q) 治るまでにどれくらいかかるのですか?
1-2回の通院で元気になる方もいますが、多くは7-8回くらい通うなかで治っていかれます。時には1年以上かけてゆっくり着実に成長される方もいます。それは、長期間のひきこもりや、長い間の夫婦間の歴史などが関連している場合などです。
Q) 健康保険は使えますか?
すべて自由診療のため、社会保険、国民健康保険などは使えません。毎回発行いたします領収書は、年末調整・確定申告の際に医療控除の対象となります。

Questions to initiate therapy

Q) How long does it take for you to respond to my message?
I typically respond to e-mails within 24 hours. It may take a little longer during holiday seasons.
Q) Do you respond to inquiry on telephone?
I myself (Dr. Tamura) or my receptionist answer your telephone during 10 am to 4 pm, Tuesday to Friday. Please note we cannot answer on Monday, Saturday and Sunday. I can answer your inquiry when I am available. My receptionist speaks basic English, so please leave your telephone number to her, and I will get back to you and answer your question.
Q) Do you take inquiry on fax?
Yes. Fax is available 24 hours on 03-6804-2192.
Q) How long does it take to get an initial appointment with you?
Usually I can schedule a first appointment within two to three weeks from the time you contact me.  Weekdays are easier for first appointments. It may take a few more weeks for the appointments on Saturdays.
Q) What is your appointments schedule?            
My earliest appointment is 9:30 am. My regular office hour finishes at 5 pm, but later appointments are available until 8 pm on request.
Q) Do you see children or adolescents?
I take referral of all ages. Most of the referrals are adolescent ages (10 to 12 years old) and adult age.
Q) How often do you see clients?
Most frequently I meet with clients once in two to three weeks.  As therapy continues we may meet less often.
Q) How long does therapy last?
Some clients make remarkable progress in just one or two sessions and finish therapy, but most clients takes 7 to 8 sessions to make a successful progress. A few clients prefer to stay in therapy for more than a year to make a slow and steady progress in their life issue.
Q) Do you take insurance?
I am not on Japanese social insurance system. But I provide a receipt of treatment so that you can use to obtain reimbursement from their insurance company.  The amount they receive varies greatly from policy to policy.

2014年12月9日火曜日

Lifetime Cultural Systems experience

Lifetime Cultural Systems experience
l   A. Personal cultural systems experience
l   B. Professional cultural systems experience
1. Cultural Systems Family Therapy clinical practice.

2. Cultural Systems Family Therapy Supervision, teaching etc.