安全ではない=不安=危険という感覚。
この指標がとても大切であるように思う。
個人レベル)安全感があれば副交感神経優位になりリラックスできる。気持ちを休めることが出来て活力(エネルギー)を醸成できる。
変化・成長する勇気を得ることが出来る。
ソトの世界)安全な昭和基地があれば、危険かもしれないソトの世界を探索しに行ける。
乳幼児期)安心する愛着対象からエネルギーを得て、自分はこの世の中に存在して良いのだという基本的信頼関係を築く。
思春期)未知の世界も多分大丈夫だろうと、安心感をソトの世界にも広げ、冒険することが出来る。
不安感は交感神経優位、緊張して危険の可能性を常にチェックして、すぐに戦闘状態になれるようにalart状態。常にエネルギーを使っているので消耗する。
変化・成長することは一時的なアンバランス(不安定さ)を伴う。そんな冒険をすることは危険すぎるので変化に抵抗し、現状に固執する。
ソトの世界)危険な昭和基地に縮こまり、ソトの世界に出向くことは危険すぎる。
乳幼児期)得られない愛着対象をいつまでも求め続け、自分の存在を肯定することが出来ない。
思春期)未知の世界は不安・危険に満ちている。冒険できない。
場の安心感・不安感)家庭という場、学校・職場という場、カウンセリングルーム(支援関係)という場が安全であれば、自由に気持ちを解放できる。不安だったら語ることが出来ず、違和感・緊張のみが残る。
関係性)安全・不安の感覚は次々に連結していく。
世代間)親が不安なら、子も不安。親が安心あら、子も安心。
夫婦)夫が不安なら、妻も不安。夫が安心なら、妻も安心。妻が不安なら夫も不安。妻が安心なら、夫も安心。
場)家庭が安心なら、学校も安心。家庭が不安なら、学校も不安。家族関係が安心なら、友人関係も安心。家族関係が不安なら、友人関係も不安。
安心感は心身を休め、活力を得て、関係性を拡張し、成長し、状況に応じて変化(進化)できる。幸福感を得る。
不安感は心身を消耗させ、活力を消費し、関係性を妨げる。成長できず、状況の変化についていくことができない。幸福感が薄く、さまざまな「問題」を生じやすい。
この世の中は危険と不安に満ちている。
その中で、如何にして意図的に安心感を築けるのだろうか?
他者と関わる人たち(教師、セラピスト、支援者、親、上司、指導者、先輩、、、)は、どうやって他者に安心感をバトンタッチしてゆけるか。
そのためには、まず自分自身に内なる安心感を醸成し、キープできるかが重要なポイントだろう。
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