自分の恐怖心を言葉に表して向き合っていますね。
- 将来への不安:このままひきこもっていたら将来、親がいなくなり野垂れ死ぬ不安。
- 自分の評価が低い不安。自信がない。
- 就職する不安。履歴書を書いたり、面接したり。
- 人との関係の不安:怒られたり、否定されるかもしれない。
ふつう、人は恐怖心を避けます。恐怖に向き合おうとしません。危険ですから。
でも、A君はカウンセリングを続けた結果、ここまで来ることができました。
このままではいけない。どうにかしないといけない。
そのためには自分の弱さと向き合わねばならない。
理屈で考えればそうですよね。至極もっともなこと。
でもそれを実行するにはとてつもない勇気がいります。
ひきこもり、人を恐れるA君は弱いです。
でも、その恐れに向き合おうとしているA君はとても強いです。
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Bさんはたくさんの不安を抱えていますね。
それにきちんと向き合っている。
素晴らしい勇気をお持ちです。
戦争による疎開、いじめられ体験。
結婚だって、当時は親の言うことを聞くしかなかったのでしょう。
夫婦ふたりだけの時はまだ良かったけど、子どもたちが生まれ孤軍奮闘、本当にきつかったでしょう。
それまで黙って従っていたご主人に、いろいろ言いたくなるのも当然です。
本当は家族みんな仲良くしたいのです。
当然です。でもBさんにとってそれはとても困難なことでした。
私はどうしても素直になれないんです。
いや、こうやって話しているあなたはとても素直ですよ。素晴らしい。
Bさんの人生には多くの不安・恐怖が渦巻いていました。不安の下では素直になれません。いや素直になってはいけません。相手に攻め込まれ、自分が崩れてしまいます。危険すぎます。
こうやって、安全な環境下では、きちんと素直になれますね。あなたはベストを尽くしているんです。
いや、これもひきこもっている息子のおかげなんです。
息子のことを何とかしたいと思って、こうやって自分を振り返ろうとしています。
そうですね。でも、それも難しいことなんですよ。家族に問題を抱えていても、素直になって自分を振り返ることができない人はたくさんいますよ。
Bさんは素晴らしいです!
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