大切な人に本音を伝えることができると、とても安心します。
わかりやすい例をネット上のニュースから紹介しましょう。
<TBS NEWS>
日朝の大学生が交流、国交のない国で生まれた出会い (タイトルをクリック)
NGO主催プログラムを通して、日本と北朝鮮の学生が交流しました。
会う前は、お互いに不安でいっぱいでした。
国交のない国から来る人々なのに、大丈夫だろうか、、、
しかし、3日間、交流する中で、お互いの本音を語り合うことができました。
「会う前は不安だった」ということも、打ち明けました。お互いに同じ気持ちであることがわかりました。
すると、不安感が安心感に変わります。
3日後にはお互いに抱き合い、将来の再開を誓い合って別れました。
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家族や友人など、大切な人同士は気持ちを繋げます。
繋がっているからこそ、大切な人です。
ちゃんとつながるためには本音を伝え合います。
表(プラスの気持ち=喜び)だけでなく裏(マイナスの気持ち=不安・恐れ・悲しみ)でも繋がります。
すると、とても安心します。
日朝の学生たちはお互いに、「不安だったんだよ」と、マイナスの気持ちも語り合い、「自分もそうだったよ」と気持ちを受け取りあいました。
すると、それまでの不安が安心に転換されます。
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特に繋がる必要のない人(関係の遠い人)はどうでも良いのです。
繋がらなくても一向にかまいません。
自分にとって大切な人(家族や友人、仲間など)が、うまく繋がっていると、とても楽になります。自信が生まれ、前に進めます。
逆に、本来は大切なはずの人と、うまく繋がれないと、とても苦しくなります。
大切な人に本音を伝えることは、とても難しく、勇気がいります。
とても怖いことです。なぜなら、、、
・・・相手が理解してくれない不安。
・・・関心をもって聞いてくれず、スルーされる不安。
・・・拒否される不安。
・・・逆襲してくる不安。
・・・裏切られる不安。
・・・離れていってしまう不安。
これらの不安が渦巻くと、二種類の反応が起きます。
1)相手にしがみつこうとします。
・気持ちが焦り、何度もしつこく相手に言い寄ります。
・親は子どもに過干渉・過保護になります。
・夫婦間で、相手に無理やり伝えようとしてDVとなります。
・不安が怒りに転じて、暴言や暴力となります。
・好きだった人に執拗に迫り、ストーカーとなります。
2)あるいは逆に、相手から離れようとします。
・相手から話しかけられても無視して、コミュニケーションを閉ざします。
・相手を拒絶します。相手から逃げます。
・拒否されたり怒ることを恐れ、腫れ物に触れるように接します。何も言えなくなります。
・人との関わりを避け、ひきこもります。
(1)と(2)は一見逆の反応ですが、両者に共通しているのは、意図しなくても相手に不安を伝えてしまうことです。
すると、相手も同様に(1)しがみつくか、(2)離れようとします。
結局、両者の間でコミュニケーションの悪循環が生じ、ますますうまく繋がれなくなります。
ここまでいくと、当事者だけでは解決不能になります。
第三者の介入が必要になります。
第三者は、不安を抱えた当事者と関わり、安心の水を与えます。
当事者同士に安心感が生まれれば、安心の関わり合いの中で、本当の気持ちを伝え、相手が受け取ることも可能になります。このようにして、大切な人が繋がるお手伝いをします。
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