2012年11月8日木曜日

モンブランの万年筆

診療で使っているモンブランのボトルインクが空になりました。
今まで、仕事はボールペンがほとんどだったのですが、最近万年筆を愛用しています。
ラミーのサファリは書きやすく、しかも安価なので、細字・中字など太さの違う万年筆に各種の色のカートリッジを入れてTPOに応じて使い分けています。マジメな書類には細字の黒、パソコンで打ち出した原稿のチェックや追加には細字の赤、旅先で沸いてきたアイデアをノートに書きだすときは中字のパステル色という具合に。

大切な手紙やカルテに記入するときはモンブランの極太マイスターシュテックを使います。相談中はクライエントの話に集中しているので、大切なキーワードだけをカルテに走り書きします。後から読み返しても判別できないことがあるので、できるだけ大きな字で書きます。ボールペンのように力は入れず、滑らかに優しく書けるのが万年筆の良いところ。

カートリッジのインクはけっこうすぐになくなり取り替えますが、50mlのボトルインクを使い切るってかなり大変。この万年筆は37年前、高校留学のお祝いに頂いたものです。アメリカ滞在中の日記はこれで書いていましたが、ボトルを使い切ることはありませんでした。帰国後使わなくなり、30年以上机の奥に眠っていましたが、開業を機にオーバーホールし蘇らせました。
開業して1年4か月ほど。多くのクライエントの方々をこの万年筆がお迎えしました。
この万年筆には私の歴史が刻まれています。

すでに次のボトルをアマゾンから購入し、使い始めています。新しいボトルが空になるのはいつ頃になるかな。楽しみです。

追伸)これと同じような記事をFacebookにアップしたのですが、すぐに「いいね!」の反応が返ってきます。こちらのブログではそういうことはありません。どう使い分けようか思案中。

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