2012年3月19日月曜日

成田空港第一ターミナル

あと、20分ほどで搭乗が始まる。
成田空港のラウンジにも無料の無線LANがやっと入った。今までは有料だったように思う。
海外出張の飛行機ひとり旅はlong haul frightでも足がむくむのを除けば嫌ではない。もうこの歳だからビジネスクラスを奮発しても良いのかもしれないけど、科研では許してくれない。今回が4年間の科研費による最後の出張となる。今後は自腹だ。
機内食が回ってくるまではけっこう時間がかかるので、軽く山菜うどんを腹に入れた。ホントは寿司にしようかとも思ったけど、サテライトの寿司屋は混んでいたし、ビールを飲むべきか迷ってしまう。
機内は自分の好みで使える自由な時間だ。こんな長くひとりでいられるってあまりない。普段も作り出せばいいのだろうけど、外向の私には至難の業だ。その点、機内は強制的に動かず、ひとりにさせてくれるから良い。

a) お酒を飲んでぐっすり眠る。
b) PCと本と原稿を持ち込んでお勉強。

寿司屋でビールを飲んじゃったら(b)をできなくなるのでここは我慢。機内食を食べたらどうせ眠くなるし、多少は睡眠をとった方がよいから、前半は仕事して後半寝よう。
以前は事前にlow fat mealをオーダーしていた時もあった。いわゆるダイエット食でチキンか白身魚だ。美味しくはないのだけど、他の客より先にメシが出てくるのと、お腹いっぱいにならないから食べた後も仕事を出来るというメリットがある。ホントはそういうのが良いんだよな。帰路は頼んでみるかな。
内職材料はたくさん持ってきた。第一、学会のプレゼンテーションの準備もまだ仕上がっていない。その前に、ずっと抱えたまま、編集者のマジ切れが迫っている学会誌の原稿もある。読みたい本も3冊くらいあるし。それに、Blog, Twitter, Facebookと自己表現の場も増えてしまった。これ全部やるのはどう考えても無理でしょう。でも、渡航前はそれを期待する。日常から隔絶されれば普段できないことも出来るんじゃないかと。しかし、現地に行けば行ったでたくさんやることが出てきてしまう。いろんな人たちとの出会いもあるし、自転車もいつものように持ってきてしまった。
表出する仕事(原稿書き、ブログ書き)はまだ出来るのだけど、取り込む仕事(本や論文を読む)仕事が苦手だ。読んでいるうちにいろんな発想が出てきてしまい、落ち着いて受容に徹することが出来ない。しかもネットが盛んになってしまったからなあ。このブログ書きも、実は現実逃避なんですよ。日常という現実から海外に逃避し、締め切り過ぎた原稿書きという現実からブログに逃避している。
もう間もなく搭乗開始だ。

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