2020年1月30日木曜日

子どもと家族に寄り添う支援:愛着と家族療法

2019年12月7日に

「 子どもと家族に寄り添う支援 ―愛着と家族療法―」

というテーマで講演しました。

参加者からのアンケート(振り返り)が届きましたのでご紹介します。
  • 教員として、親として・・・どの立場で参加したら良いかわからず、なかなか参加できませんでしたが、どの立場でも参加できる研修会で自分自身色々なことを考えるきっかけとなりました。
  • 「ひとぐすり」という最初の言葉が印象的でした。関係が個を痛めつけることもありますが、逆に守り立ち直らせてくれることもあると思います。そのようないい関係を作っていくこと、そしてそのことを支援していくことを心がけていきたいと思います。
  • 薬ではなく人と人の結びつきについて教えていただきありがとうございました。自分が暖かい気持ちになりました。
人薬(ひとぐすり)
これは斎藤環が言い出した言葉です。(彼は日本を代表する精神科医で、私の大学時代の後輩です。)
彼は最近オープン・ダイアログに凝ってまして、その考え方を表す言葉としてよく言い当てています。
ふつうの医者はクスリを使って病気を治そうとします。
人薬という言葉で伝えたいことは、薬ではなく、人との関わりによって病気を治すという考え方です。

うつ病、パニック障害、統合失調症、発達障害、アスペルガー、、、

さまざまな心の病気は、いったい何に由来するのか?
本当の真相はわかりません。
仕方がないので、精神科医やカウンセラーなど心の専門家は仮説を立てて支援します。
脳の働きに由来するという仮説を立てれば、脳の働きに効く(とされている)薬で治します。
人との関わりに由来するという仮説を立てれば、人薬でで治療します。
つまり、人と人の関わりを支援します。
それが家族療法(システム・ズアプローチ)です。

人との関わりは薬にもなるし、毒にもなる。

と言われれば、誰でも経験上納得すると思います。
遠い人との関係はそれほど影響しません。
近い人、例えば家族・友人・学校や会社の関係者などとの関係が影響します。
毒になっている場合、それを薬に変えます。
果たしてどうやってそんなこと出来るのでしょう?
  • 心の安定、人とのつながりの大切さを教えていただくことができました。自分をさらけ出して人と結びつくことで、安心した生活を送ることができることを改めて感じました。
  • いつも自分が大切にしている「安心安全基地」をどう確保していくかということを改めて考えました。一朝一夕で安全基地を築くことが難しいケースもたくさんあり、いつも試行錯誤していますが、あきらめずに一人一人の人達の語りを大切にしていきたいと思います。
  • 周囲の安心がないと冒険できないとの話から周囲にいる家族・大人のあり様が問われていると思いました。「愛着形成されると生きる価値があると感じられる」本当にそうだと感じます。子供を見守る、声をかける、居場所をつくる・・・私たち大人が安心したり、心の温度をあげられるよう自分自身をケアしたり、客観的に見つめたりしたいと感じました。
  • 「愛されている」という思いがないと 外に向かって冒険できない。安心できる場所・人の大切さを改めて感じました。 不安のシャワーを浴びせてしまうことのないように。 人くすり、自身の心の安定を図っていきたいと思いました。
安心安全基地
愛着理論における安心な愛着(secure attachment)を説明する比喩として、私がよく使う言葉です。
南極の昭和基地が暖かく癒される場であれば、越冬隊員たちは南極点めざして探検できます。傷ついても戻ってエネルギーを補充できる場所があるからです。
昭和基地が寒く辛い場所であれば、とても外に探検に行くことはできないでしょう。
もともとは3−4歳の幼児が親から離れて探検し、また親の元に戻ってくる姿から見出された概念です。
思春期は親の庇護から離れ、冒険して自立する時期です。冒険するためには、基地が安全であることがとても大切になります。
  • 「自分自身の気持ちが安心していること」 不登校や発達障害のある子供たちと関わるときに意識(自覚)しながら関係作りをしていこうと思いました。
  • 田村先生の話を聞くだけで、あたたかい気持ちになれます。
人の心の温かさ
私は、愛着の深い意味を温かさ・冷たさの比喩で説明します。
安心とは、根拠のない肯定的な未来予測です。
不安とは、根拠のない否定的な未来予測です。
困難に直面して、これから一体どうなるんだろう???
きっとマイナスになるかもしれない、危ないよ、怖いよ、、、不安です。
まあどうにかプラスになるんじゃないだろうか、大丈夫だよ、、、安心です。
心の温度は身近な人の間で、意図せずとも伝わってしまいます。
不安(冷たさ)は相手も不安にしてしまいます。
安心(温かさ)は相手も安心にさせる力を持っています。
  • まずは自分自身の「安心」とは何か考えたいと思いました。心に問題を抱えた子ども、それに関わる人たちとの関わり方について新たな発見ができました。
どうやって「安心」を作っていけるのでしょうか?
安心を作り出す薬はありません。
人と人との関わりの中で、安心を作り出すことができます。それが人薬です。
それがどういうものなのかを言葉で説明するのは難しいのですが、講演では私が実験台になりました。
私の不安や痛みをみなさんにお話ししました。
多分、みなさんは私が普通に、堂々と講演しているようにお聞きになったと思いますが、
私は内心ドキドキでした。
ここまで話してしまって良いものだろうか、、、
迷いましたが、決心して話してしまいました。
私の正直な姿をみなさんにお伝えしました。
プラスの部分だけでなく、マイナスの部分、悲しみや痛みや不安もたくさん含まれています。
私にとってはとても痛く、恥ずかしい話なのですが、みなさんがわかってくれたということは、多分みなさんにも同じようなことは起こりうる、想像できることなんだと思います。
それをみなさんが聴いて、受け止めてくれました。そのことが私の心を温めてくれます。
みなさんが、私の心を温めてくれて、
私も、みなさんの心を温めることができました。
  • 先生の人となりはよくわかりましたが、具体的な話については先生ともう少し深くかかわらないとわからないかなと思いました。本日の学習会は、先生との出会いということで感謝しています。
  • 田村先生の人柄等はよくわかりましたが、家族療法についてもっと知りたかったです。
私も、今回の講演はみなさんとの出会いと位置づけていました。
私が人と関わり、支援する基本理念をご紹介しました。
各論はこれからですね。
講演でもお話ししましたが、吾妻は私の心のふるさとです。
とても安心して、落ち着ける場所です。
この場所で、みなさんと一緒に対話できることを嬉しく思います。

2020年1月29日水曜日

グループSVの切り口

1月13日に高山村で、
1月26日に大森で、
開催したグループSVの様子をお伝えします。

高山村では5名の方が参加しました。
大森では、7名の方が参加しました。内、2名が初めてのご参加です。また、3名がZoomによるオンライン参加でした。

参加者からのフィードバックをご紹介します。

高山村でのSV
  • 長年のわだかまりがなくなりました。
事例を提示してくれた方の感想です。
SVに提示する事例は現在進行形のケースでも、現在は関わっていない過去のケースでも構いません。いずれにせよ、提示する人が何らかの意味で「わだかまっている」ケースが出されます。「なるほど!」「ガッテン!」と、そのわだかまりを解きほぐすのがSVの魅力です。
  • 改めて学校現場での臨床の限界や困難を感じました。積極的に動かれているSCの方、すごいな〜と思います。自分は慎重な方なので、SCによっても動きがだいぶ違うなと思いました。
他の方の事例や支援者の動きをみて、自分の動き方を客観的に振り返ることができますね。
  • 考えさせることの多いSVでした。ケースのこともですが、参加者としてどう発言するのが良いのかということも。
グループSVに傍観者はいません。全ての参加者がお互いに関わり、発言し合うことがSVのプロセスです。自分の発言がSVシステムにどのような影響を与えるのかも考えられるようになるとグループSVが面白くなります。これも自己を客観視するプロセスですね。
  • 自分の意見を聞いてもらったり、人の意見を聞ける場があるだけでもとても嬉しいと感じました。
  • 誰がクライエントか? 何のための支援か? 支援者としてどうあるべきか? 考えさせられました。
大森でのSV
  • 2回目の参加から事例を出させていただきました。参加されたみなさんからご意見や感想をいただき、自分のやってきたことに心強い後押しをいただけたように思います。システムズ・アプローチの面白さを改めて深く知ることができました。また事例を挙げてご意見いただけるように参加させてもらいたいです。
事例を提示した方の感想です。SVは間違いを正すとか、知らなかったことを学ぶというスタンスよりも、エンパワーメント=自分のやってきたことに新たな肯定的意味づけを与えるスタンスを重視します。
  • 家族療法の初心者ですが、システムズアプローチの考え方と、その威力のすごさを実感しました。理由を個別に求める以外の方法、とても刺激的でした。ありがとうございました。
そうですね。今回はシステムズ・アプローチというキーワードが切り口になりました。しかし、いつもそうであるとは限りません。今回は提示者からこのキーワードが出てきたので、それを深める機会になりました。SVの「切り口」は私からあらかじめ用意されるものではなく、参加者の中から生まれてきます。ですから、SVの切り口や視点は、毎回変わります。
  • 入門に適した書籍を教えてください。
    • 東 豊 (著)「新版 セラピストの技法:システムズアプローチをマスターする」日本評論社、2019年、、、家族療法の大御所、東(ひがし)さんの入門書です。20年前に書かれたものがバージョンアップされました。
    • 中野 真也, 吉川 悟 (著)「システムズアプローチ入門:人間関係を扱うアプローチのコミュニケーションの読み解き方」ナカニシヤ出版、2017年、、、新進気鋭の家族療法家であり、公認スーパーヴァイザーである中野さんの新書です。以上の二つは入門者向けに読みやすく書かれています。
    • 日本家族研究・家族療法学会 (編集)「家族療法テキストブック」金剛出版、2013年、、、もう少し深く、体系的に家族療法を学びたい方向けの分厚い本です。私も執筆者のひとりです。

研修会と古民家療法

1月13日(祝)に高山村役場で開かれた「子どもと家族の研修会」の様子をお伝えします。
寒い中、それほど多くは集まらないだろうと想像していましが、20名の方々が参加してくれました。そのうち、8名が初めて参加した方です。

終了時に、研修会の感想を書いていただきました。
参加者の声をご紹介します。
  • 男性・女性の考え方の違いがあることを知った上で、夫婦や家族関係に関わると相手の理解につながると感じました。事例でお話のあった役割分担は参考になりました。
  • 「男と女の心の違い」の資料は見れば見るほど面白いと思いました。自分も父と母にこう思われて育ったのかと感じ、嬉しい気持ちになれました。また参加したいです。
  • 男と女の違いについて議論が聞けて面白かったです。まずお互いに知るところから出発するのだと思います。頭デッカチになるのも辛いけど、そこが自分の中でのバランスの取り方かな。
誰でも個性があり、ユニークな考え方を持ちます。
男性はこう考え、、、
女性はこう考える、、、
と、性別で色分けすれば分かりやすいのですが、かえって型にはめてしまう危険もあります。
父親と母親、二人いれば、子どもへの関わり方、接し方は当然異なります。
お父さん・お母さんは、それぞれの個性に応じて、子どものことを愛し、真剣に考えています。その考え方・接し方は微妙に異なるものです。
そのどちらが正しいということではありません。
多分、どちらも正しいのでしょう。
しかし、一方が正しいと考えてしまうと、それと異なる考えは間違っていると捉えてしまいます。
子どもの幸せを願うゴールは同じでも、そこに向かう道筋が父親と母親で異なります。それをどう理解したら良いのか。
その手助けとして、「女と男の心の違い」について「守る愛と放す愛」の比喩を使って説明しました。
  • 守る愛と放す愛のお話は腑に落ちるところがありました。課題を抱えるお子さんにとって、今守る愛が必要なのか、放す愛が必要なのかを客観的に見る目があることが大切だと感じました。
  • 先生の話を聞いて、うちの子には守る愛を与えているなあと思いました。夫婦で話し合い、放す愛を与えていこうと思います。
伝統的に、
守る愛=母親の担当
放す愛=父親の担当
を担当し、それが上手くいくと感がられていました。
しかし、必ずしもそうではありません。
その反対でも良いし、ひとりの親が守る愛・放す愛の両者を担当しても構いません。
大切なことは、子どもの安定と成長のためにこの両者をバランスよく与えます。
守る愛が多すぎてもいけません。過保護になってしまいます。
放す愛が多すぎてもいけません。放任・ネグレクトになってしまいます。
  • 子育ては夫婦がうまくいっていれば問題ないのだと思った。しかし夫婦がうまく行かないと、子どもの成長に影響するのかなと思いました。
夫婦がうまくいっていれば、全て問題ないとは言い過ぎかもしれませんが、
夫婦関係は安定した家庭環境の基盤になります。そこがうまくいかないと、子どもが安心して生活できなくなり、成長に影響を与えます。
  • 初めての参加でしたが、こういう場があることはとてもありがたいです。
  • 人前で話すのは苦手なので緊張しましたが、色々な話が聞けて良かったです。
  • 一方的なお話でないのがとても良かったと思います。話すことでストレスが軽減するのだと思いました。
  • 参加人数が多いと緊張するなあと感じました。でもリラックスしてお話しされる方の影響を受けて、私も話したいことを発言することができました。
  • 後半の時間がもっとほしいと思いました。もっと参加者の意見が聞きたかったです。
前半は、私がお話しして、皆さんは聞き役です。
後半は、みなさんにお話ししてもらい、みなさんが聞き役です。
聞くことはそれほど緊張しません。
話すことは緊張して、ストレスが高まります。
しかし、周りのみんなが聞いてくれ、受け止めてくれることがわかると、ストレスが軽減します。
とても大切なことです。
  • 後半、参加者同士のやりとりが自然と多くなるのがグループの力だなと感じます。家族療法の研修って自分の家族との関係を少なからず考えさせられ、辛いところがあります。しかし辛いと思いつつも面白さ、納得感を当事者として支援者として感じるのが家族療法の醍醐味だと感じています。参加者の発言一つ一つに「そうだな〜」と納得させられます。様々な価値観・物の見方があることを知らされます。
  • 夫婦・家族関係の始まりは自分の心に正直になり、自分を信頼し、他者を尊ぶことにあるのでは。それはひとりではできない。それをするには対話が大事なのではないでしょうか。
人は誰でも、自分自身のことはわからないものですね。自分を映し出す鏡が必要であり、それが家族や支援者です。自分の姿は恥ずかしくて見たくないものです。でも自分に向き合い、その姿を受け入れた時に、初めて自分を信頼することができるようになります。また、その鏡は必ず歪み(個性)があります。醜く映し出すことも、より美しく映し出すこともできます。支援者は、より美しく映し出せるように、常に鏡を磨いておきます。
  • いろんな背景の人がいろんなことを考えているのがフリートークを通じて実感できました。この会自体がセラピーの場になっているように思います。
はい。
それがこの会に対する私の願いであり、古民家療法の真髄でもあります。
  1. まず安心できる場(環境)を作ります。
  2. そこに人が集まり、心を開いて本音で語れる場を作ります。
  3. 人同士が鎧を着たまま向き合っても繋がることはできません。ストレスが高まるだけです。
  4. 思い切って鎧を脱ぎ、素の自分を見え合うと、人々は繋がることができます。
  5. 自分で認められない部分、「ダメだ。醜い。」と感じている部分も見せることができます。
  6. 人は弱い存在です。誰でも弱くてダメで醜い部分を持っています。相手のそれを見出し、自分のそれも認めると、「ダメだけど、それでもイイじゃん。人間なんだから。」と思えるようになります。
  7. 相手がそれを認めてくれると(承認欲求)、安心感が生まれ、ストレスが軽減されます。
  8. さまざまな問題が意図せずとも氷解していきます。
古民家でこれをやりたいと思っています。
この研修会でも、それをやっています。

今後の研修会に対するご希望も伺いました。
  • 生きにくさをどう育てるか
  • 愛とは何ですか?
  • 様々なアディクションがある中で、先生は家庭内暴力はアディクションとは別だと思われますか。先生が関わった家庭内暴力の事例をお聞きしたいです。
さまざまな家庭内暴力(例えば夫婦間のDV、デートDV、子どもから親への暴力、子どもから老親への暴力など)は、良くないとわかっていても止めることが出来ないという意味ではアディクション(依存)の一つと言えます。そのような事例もご紹介したいと思います。
  • 不登校の子どもの気持ち
  • 不登校の子と学校(担任)との関わり・連携について
  • 田村先生が関わった事例を紹介してください。
  • 課題を抱える子供を持つひとり親の支援について
次回は、私がこのような事例にどう関わり、どう支援したかというお話をしたいと思います。

2020年1月1日水曜日

新年はなぜおめでたいのか?

人との繋がりが幸せをもたらす
(不幸をもたらす場合もあるけど)

元旦を群馬の病院の当直室で迎えています。
病棟は落ち着いているので、ブログを書きながら自分と向き合う時間をとれます。

お正月はなぜおめでたいのでしょうか?

  • そういうしきたり・行事だから。。。
  • ご馳走とお酒をいただけるから。。。
  • 仕事を休めるから。。。
  • 気持ちをリセットして、新たな気持ちになれるから。。。

それらもあるでしょうが、一番大きな要因は

  • 家族が集まるから

でしょう。
お盆やキリスト教文化圏のクリスマスは、Spiritualな要因:神さまやご先祖さまに触れることができるから
という要因もありますが、やはり家族が再会します。

  • 人との繋がりを再確認できる行事。

それがおめでたいのでしょう。

しかし、人との繋がりが不幸をもたらす場合もあります。
会いたくなくて普段は遠ざけている人に会わないといけない場合。
人が集まる台所係はお正月休みではなく、仕事の負担が増えます。

また、人の喪失を再確認する場合。
11年前に妻を亡くした時も、両親を亡くした時も、私は喪中にしませんでした。
喪中=喪に服する期間。
悲しみの中に留まるから「おめでとう」とは言いたくない。。。というのはわかりますが、
喪中=人との交流を断つ
のではありません。
悲しみはひとりで消化するものではなく、人と分かち合うことで消化されます。
そういう意味では、お正月は共に喪に服す良い機会だと思います。
それとも、おめでたい席に悲しみや喪失を持ち込みたくない。縁起をかつぐから??
その気持ちもわかるのですが、死や悲しみをタブー視して否認しているに過ぎないように思います。

2020年の抱負

新年明けましておめでとうございます。
(素朴な疑問:新年はなぜおめでたいのでしょうか??→私の考え

今年の抱負をお伝えします。

新たな場所で、新たな人たちと、新たな生活を充実させる。

移住計画を進める中で、そのビジョンが徐々に見えてきました。
当初は、
...現役を退き、自然の中でのんびり余生を過ごす...
くらいに考えていましたが、もっとポジティブなライフスタイルを目指したくなりました。

1. ハードウエア
それを実現する入れ物としての古民家は、夏前にリノベーションを済ませます。
その段階で、本格的に高山村での生活を始めます。

2. ライフスタイル
自然の中でのんびり、、、
これは目指したいと思います。
Hyperactiveな質の私としては難しいことですが、本当にやりたいことだけに限定して力を注ぎたいと思います。
大切な人と対話する時間(家庭人としても社会人としても)。
健康的な食事と運動。

3. 家庭人としての生活
新たなパートナーとの生活を始めます。
この話はまだ恥ずかしいのでまだしませんが、そのうち開示することになろうかと思います。

4. 社会人としての生活
プライベートな生活だけでは満足できません。
私が群馬にいる意味・価値を見出していきたいと思います。
それが、古民家療法です。

5. 東京での活動
東京でお会いしているクライエントの方々から
「先生、我々を見捨てるのですか?」
と不安がられたりしますが、ご心配なく。
体力が許す間は、東京と群馬を往復し、東京での臨床活動も継続します。
東京と群馬を結ぶ臨床も行なっていきたいと思います。

6. Globalな活動
7月に伊香保温泉でJapan-Korea-Taiwan Case Conferenceを主催
9月にPerthでAustralian Association of Family Therapyに参加
10月にSeoulでAsian Academy of Family Therapyに参加
が決まっています。

Australian and New Zealand Journal of Family Therapy
のguest editorとして"Family Therapy in Asia"の特集を組むことになりました。
果たしてうまくまとめることができるか。。。