2015年12月5日土曜日

ひきこもり脱出講座

前回のひきこもり脱出講座に参加した方々からの感想をそのままご紹介します。

この講座に参加すると、もっと親の考えや希望を言って良いという気持ちにさせてくれますが、まだ子どもと向き合ってそのような話をできない自分にもどかしさを感じつつも、自分は子どもに何を言いたいのか考えることの重要性を感じています。
親が子どもに向き合うということは、当たり前のことですが、実際はなかなか難しいものです。具体的に、どのようにしたら「向き合う」ことになるのかを講座でご紹介しました。
毎回みなさんから家族の様子を聞かせて頂きありがとうございました。当事者研究の発表を聞くような感じでとてもためになり、そして癒されました。親として子どもに働きかけてメッセージを伝えたいと思っても、ちゃんとできませんでした。親子に立ちふさがるいろいろな壁が会って、その壁も親がそう思っているということが分かりました。誠実に明るく落ち着いて、プラスのメッセージを分かりやすく伝える努力が必要だと思いました。
そうですね、プラスのメッセージをどう伝えるかが重要です。親としてはそうしているつもりでも、実際はマイナスのメッセージになっていたりします。プラスとマイナスとはどういうことなのかをお伝えしました。
はじめはどうしていいかわからず、暗い気持ちでいました。しかし、毎回みなさんのお話を聞いていると、同じような悩みを抱えていることがわかり、気持ちがとても楽になりました。みなさんも頑張っているので、私も頑張ろうと思いました。今は、とても前向きに考えられるようになり、私自身の気持ちが明るくなりました。
とても大切なことに気づかれました。親が前向きになりましょう。そうすれば、子どもも前向きになることが出来ます。
親の「先取り心配性」は、子どものひきこもりのひとつの要因になっていることに気づきました。親は子どもを信じて、そして自分自身をも信じて、子離れしなくてはと思いました。
ひきこもっている子どもはのんびり構えているように見えても、内心とても心配になっています。まず親が「心配」から解放されることが大切ですね。親が子離れしてください。そうすれば、子どもも家族から離れて社会に入ってゆけます。
今、子どもが落ち込んでいるので、親は子どもに振り回されないように、自分の生活と思考の空間を保ちつつ、親として子どもに期待できることを明らかにしながら関わっていきたいと思います。この講座に参加すると、ほっとします
ホッとする感覚を大切にしてください。いったんホッと出来ると、今までいかにホッとしていなかったかということがありありとわかるでしょう。
一言で言えば、子どもが変化して自立に向けて動いていくには、親の側が変わることが重要だという当たり前のようだが肝心なことが見えてきました。子どもが社会性を持って自立するには、親と子でコミュニケーションをうまくとること、しかも子どもが内実に持っている力と可能性を信頼して、そっと、あるいは時には力を入れて背中を押すこと。その場合に言葉の力が問われると痛感しました。
そう、うまい「子どもの背中の押し具合」が肝心です。下手に押してはいけません。しかし、押さないで子どもの自発性だけに待っているというのもよくありません。ひきこもりが長期化してくると、自分自身の力だけでは外に出れなくなります。本人が自信を獲得できるよう、背中を押してあげて下さい。
子どもが自分から動くのを、親が受動的に待っているのではなく、親の側が大きな方向性について親の思い、考えを率直に伝えることが大切だと思いました。とかく本人の自主性・内発性を「信頼」するあまり、不必要に親が遠慮することが多いのですが。親自身が自信を回復することが大切ですね。
本人の自主性は尊重します。しかし、親は遠慮してはいけません。親は良い意味での期待を子どもに与え、子どもはそれを成就することによって自信を得ます。まず親が自信を回復してください。そうすれば、子どもも自信を回復できます。
毎回、何らかの気づきや発見があったことが有り難いと思います。一年ほど前は、ひきこもりの子どもを抱えているという重さにつぶされそうで辛い毎日でした。現在は親に余裕が出てきて、本来の親になれそうな気がしています。あまりオタオタせず、落ち着いて子どもに接していこうと思います。
ひきこもりは、本人も辛いのですが、親もひどく辛いものです。重さを跳ね除け、元気を回復してください。
この講座でたくさんの家庭の様子を伺い、それをどうしたらよいか皆で考えることができて良かったです。自分の家庭で起きていることも聞いてもらえ、先生からのアドバイスも有り難かったです。凝り固まっていたところを、温かくほぐしてもらい、また気づかなかった点を厳しく指摘してもらえて良かったです。今、親として子どもに何を伝えたいのか、真剣に考えて子どもに伝えていこうと思います。
私からのアドバイスもありますが、参加者のみなさん同士でアドバイスし合っているのは良かったです。ひきこもりの親という当事者同士の繋がりは、日常の中ではなかなか得られません。講座という機会をぜひ活用して下さい。
毎日が目に見えるように改善はされていないが、最近は何となく希望の持てるような日が続いています。これまで先の見えない日々の連続でしたが、精神的に気持ちの安らぎを得られるようになりました。
そのような雰囲気でみなさんひきこもりから回復されます。突然、劇的に晴れるのではなく、なんとなく気が付かないうちに先が見えるようになってきたなぁ、、、という具合ですね。
次回の参加者へのメッセージも頂きました。

新たに参加される方もいろいろな悩みを持っていらっしゃると思いますが、子どもに言いたいことが伝えられないという悩みは共通だと思います。勇気を持って伝えられるようになるのは、親の心の元気さだと思います。みなさんのお話を聞いて、元気になってください。

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