12月12日(土)に行われた家族ミーティング
参加者からの振り返りをご紹介します。
今回のミーティングでは、繋がりについて改めて学びました。
数日前に日常生活で心情が波風立つ出来事があり、自分で客観的に解決できるレベルでしたが、こういうことがあったとミーティングで吐き出したいと思っていました。頭では冷静に思っていても、どこか不安感があり夜はあまりよく眠れなかったりしていました。
そのことを皆さんに打ち明けて、そして皆さんから反応をもらって、それがとても安心しました。そして、他の参加者の方もおっしゃっていましたが、参加者の方々と共通することを感じて「繋がり」を感じました。この「繋がり」が安心するんだと改めて実感しました。
自分の中の支援者性でネガティブな感情はコントロールできましたが、どこかで不安感が残っているのを感じていて、それがミーティングでの対話によって皆さんとの繋がりを感じ、残っていた不安感が安心になるのを感じました。安心を感じるということは癒しにもなりますね。癒されて元気にもなりますね。
ああ、だから私は毎回ミーティングで元気をもらって帰っていたのかと合点がいきました(笑)
私は毎回参加しているので少し慣れてしまっていた感がありましたが、古民家という先生のお宅、薪ストーブの柔らかい暖かさの中で、田村先生の半分プライベートを解放してくださっている空間、田村先生のご家族の様子も感じながらのミーティングが本当に貴重な場であると改めて実感いたしました。先生ご自身の生き方に触れさせて頂くことが、私の癒しになっているのかもしれません。
この日はたまたま東京の会社に勤めている娘がパソコンを持ち込んで、古民家でリモート仕事をしてました。ミーティングを行う土間はキッチンと引き戸で隔たれています。その引き戸を半分開放し、休憩時間には妻がお茶と参加者が持ってきてくれたお菓子を出してくれます。
通常、こういうことはご法度なんです。
保健所に診療所を申請する際、仕事場とプライベートの生活空間をちゃんと区切ることが求められています。わざわざ確認のため見に来るんですよ、ふつうは!
公私の間に境界線を設け、混同しないようにちゃんと区切りましょう!
ふつう、そう考えますし、それは間違ってはいません。
しかし、私はあえてそこを崩します。
私情(プライベート)を排除して、公的な顔(パブリック)をして仕事をします。
それを混同してはいけません。
しかし、そう簡単ではないんですよ。壁を作って区別しても、公私は繋がってしまいます。
そのメカニズムをちゃんとわかっていないとごっちゃになってしまうんです。
精神科医やカウンセラーなどの支援者は、自分の悩みを気づかぬうちにクライエントに投影したり、、、
親は自分の悩みを気づかぬうちに子どもに投影したり、、、
夫婦の間でも同様なことが起きます。。。
主観性と客観性はそう簡単に分けられるものではありません。心の中で繋がっています。
だから、保健所が言うように公私の間に壁を作るのではなく、半分開放して相互に行き来できるようにして、あえて繋げます。
支援者は悩みを抱えている主体であるからこそ、クライエントの気持ちに寄り添うことができます。
自己を投影せず純粋に相手に共感するためには、自分自身の悩みが何であるか、しっかり把握していることが求められます。
自分の悩みに蓋をしていると、気づかぬうちに漏れ出て相手に投影してしまうんですよ。
そのあたりがよくわかっていない人は、無理せずに壁を作っておいた方が安全です。
分断すると不安になるんですよ。でもそれは隠し持っている自分の弱さを守るために必要なことなんです。(アメリカのトランプ大統領のように)
自分の弱さを認め、それを含めて繋げてあげると安心します。(クリントン元大統領もそれをやってましたね)
これが私の生き方でしょう。
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