2020年1月1日水曜日

新年はなぜおめでたいのか?

人との繋がりが幸せをもたらす
(不幸をもたらす場合もあるけど)

元旦を群馬の病院の当直室で迎えています。
病棟は落ち着いているので、ブログを書きながら自分と向き合う時間をとれます。

お正月はなぜおめでたいのでしょうか?

  • そういうしきたり・行事だから。。。
  • ご馳走とお酒をいただけるから。。。
  • 仕事を休めるから。。。
  • 気持ちをリセットして、新たな気持ちになれるから。。。

それらもあるでしょうが、一番大きな要因は

  • 家族が集まるから

でしょう。
お盆やキリスト教文化圏のクリスマスは、Spiritualな要因:神さまやご先祖さまに触れることができるから
という要因もありますが、やはり家族が再会します。

  • 人との繋がりを再確認できる行事。

それがおめでたいのでしょう。

しかし、人との繋がりが不幸をもたらす場合もあります。
会いたくなくて普段は遠ざけている人に会わないといけない場合。
人が集まる台所係はお正月休みではなく、仕事の負担が増えます。

また、人の喪失を再確認する場合。
11年前に妻を亡くした時も、両親を亡くした時も、私は喪中にしませんでした。
喪中=喪に服する期間。
悲しみの中に留まるから「おめでとう」とは言いたくない。。。というのはわかりますが、
喪中=人との交流を断つ
のではありません。
悲しみはひとりで消化するものではなく、人と分かち合うことで消化されます。
そういう意味では、お正月は共に喪に服す良い機会だと思います。
それとも、おめでたい席に悲しみや喪失を持ち込みたくない。縁起をかつぐから??
その気持ちもわかるのですが、死や悲しみをタブー視して否認しているに過ぎないように思います。

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