2013年3月5日火曜日

うちの子は「弱い」と思い込んでいる親

うちの子は何も関心を持たない生活をしています。
やる気がないことが心配です。
特にひどいいじめや心の傷があったとは思えません。
なかなか人間関係になじめないタイプでした。だから、将来も苦労するだろうと思います。

今まで、難しい状況から避けてきました。
高校や予備校の人間関係。大学受験など。
「出来ない」自分を正当化してきました。

もしかしたら、今が正念場かもしれません。
逆境を乗り越える力をつけるか、
乗り越えず、避ける人生を選択するか。
この段階で親ができることは、乗り越える力をつけてあげることです。
避ける部分には直面化してあげてください。
なぜ避けるのか?
なぜ学校に行こうとしないのか?
その要因は?
威圧されるから?
どんな体験があったの?

「ほっておいてくれ!」
その言葉は「弱い自分」を守るための防衛線です。
そこを親は乗り越えて、突っ込んで構いません。

なぜ先生はそんなことを言えるのですか?

ご本人と会わなくても、親のお話でよくわかります。
なぜなら、親はこの子のことを「弱い子」と思ってきませんでしたか?
プッシュすると崩れてしまうから、あまりプッシュできない、、、と思ってきませんでしたか?

確かに他の子と比べるとナイーブな部分をお持ちかもしれません。
自信も持っていないでしょう。
今、その自信を獲得する途上にいます。辛い体験をつくり、それを乗り越えさせてあげて、自信を獲得できる体験を提供してあげてください。
そのためには、親が相当プッシュしても構いません。

ホントにそんなことしても構いませんか?
崩れてしまいませんか?

人はだれでも弱い部分と強い部分を持っています。
思春期は、強い部分がグンと増える時期です。
親が「この子は強さを持っているはず。耐えられるはず」という前提を持てば、そこまで辛さを突きつけることができます。
逆に、「この子は弱いので崩れてしまう」という前提を持つと、そんな危険なことはできません。
この子は今、どれほどの強さと弱さを持っているのか。
どこまでプッシュできるのか。
そのあたりをよく調べるのが親とのカウンセリング:子どもと向き合う作戦会議です。

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