どこもかしこも「オンライン」になってきました。
今はゴールデンウイーク中ですが、
明日はオンライン会議が2件、
明後日は緊急Zoomミーティングを主宰します。
私も時間ができたので、ブログを書きまくっています。
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というわけで、5月2日に行ったZoomによるオンライン・グループ・スーパーヴィジョンの様子をご報告します。
参加者は12名。
みなさん、今までに私の個人ないしはグループ・スーパーヴィジョンに参加したことのある方々でした(もちろん初参加の方も歓迎なのですが)。
今までも何度かZoomを使ったグループSVもやりましたが、ほとんどの方がオンライン参加は初めてでした。
10名の方が時間までに参加できました。
2名の方がうまく接続できず、かなり遅刻して参加しました。
Zoomを使うのが初めての方も何人かいました。
始めのうちは、使い方に慣れず、調整(音声や画像が届かなかったり)に手こずる人もいましたが、10分も試行錯誤すればみなさん何とか調整できたのではと思います。
パソコンを利用している人がほとんどで、スマホやタブレットを使う方も少数いました。
Zoomの画面は二種類あります(初めて使う人は、それもよくわからなかったり)。
1) スピーカー・ビュー Speaker View
喋っている人の音声をZoomが自動感知して、その人の画面が大写しになる。
2) ギャラリー・ビュー Gallery View
参加者全員の顔がモザイク状(アダルトビデオのモザイクではありません(笑)。パッチワーク状と言った方が良いか)に見える。
こんな感じです。
今回は、私を入れて13名なので4x4の格子になりました。
スマホやタブレットでもギャラリー・ビューは使えるのでしょうか?
かなり小さくなってしまうと思うのですが。
ちなみに、上の画像の出典はこちらです。
私は全員を見渡すためにギャラリー・ビューでしたが、参加者のみなさんはどちらを使っていたのでしょうか?
私のグループ・スーパーヴィジョンのやり方はオンラインでもリアルでも同じです。
- チェックイン(全員が一言づつ今の気持ちを短く話す)
- 効率よく最も事例を出したい人を決める(そのやり方は企業秘密です:笑)
- 話題提供者(スーパーヴァイジー)と私(スーパーヴァイザー)との対話。
- 他の参加者みんなからの発言。
- チェックアウト(全員が一言づつ今日の感想を伝え、終了)
私からみたグループSVの特徴をお伝えします。
ひとことで言えば、参加者同士の関係性が正面を向いた顔だけに集約され、他の情報が抜けるということです。そのために、場の雰囲気・空気がありません。お互いにみんなの表情はよく見えるのですが、相互の視線・眼差しを使ってお互いにコミュニケーションをとり、まわりの雰囲気の中で自分の立ち位置を整えることができません。
そのために、次のような印象を持ちました。
場の枠組みが緩くなります。リアルに一つの部屋に集まっていれば、誰かが出入りしたりノイズを出すと、全体の雰囲気に影響します。しかし、オンラインだとあまり気になりません。家庭からアクセスしているために、子どもがやってきてうろちょろしたり、電話が鳴ったり、回線が悪くなり途中で落ちたりということが時々あります。ノイズが出ればその人の音声をオフにすることができます。回線が落ちても、トイレや宅急便に中座しても、その人の一コマが抜けるだけで、それほど全体に影響しないように感じました。
みなさんが発言しにくかったのではないかと思います。つまり、いつ自分が出てきたら良いのかの間合いが取りにくいというか。リアルでしたら、相互の目線と表情を読み合って自分の出番を推し量ることができますが、オンラインだとその情報がなくなります。そのため、発言する人は手を挙げて、私が指名するという、学校の授業のようなスタイルになりました。リアルのSVでは手も挙げるまでもなく、みなさん自然に会話の流れを作ります。
その一方で、私が発言しにくいということはありませんでした。多分、事例提供者も同じだったのではと想像します。なぜなら、出しゃばる出番がSVの流れ上ちゃんと決まってますから場の雰囲気を読む必要がありません。そういう意味で、私にとってはオンラインもリアルと同様に、事例提供者との話を深めることができました。
ここまで書いてきて、オンラインSVの参加者をブログで募集していないことに気づきました。
第2回オンライン・グループ・スーパーヴィジョン
5月10日(日)午後1-3時
参加希望者は田村研究室公式ライン(下記)、もしくはメールにてお申し込みください。
緊急非常事態宣言中は、
SV参加料=無料
とさせていただきます。
田村毅研究室のLINE公式アカウントは、
こちらをクリックしてご登録ください。
https://lin.ee/wjTRzBHです。
お手持ちのLINEアプリに登録しますと、次のことができます。
1:メルマガ機能)このメルマガと同様に、LINEでのメルマガをお届けします。
2:メール機能)従来の電子メールと同様に、個別のメッセージのやりとりができます。
お問い合わせ、予約などにご利用ください。
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私の発言はとりあえずここまでにして、参加者のみなさんからのフィードバックです。
参加者が多いと予想し、画面の大きなパソコンを用意していました。前日までは、WiFiでつながっていたのですが、当日、突然つながらなくなりました。急遽、パソコンを変えて接続したのですが、90%まではダウンロードできるのですが、そこからが動かなくなりました。家の中で電波の強いところを探し、やっとつながりました。次回は、有線でトライしてみます。
Zoomは初トライでした。つながってホッとした気持ちと、自宅から参加する違和感がありました。自分の部屋にこもって参加するつもりが、電波の関係でリビングになってしまいました。家族はいなかったのですが、家族がいたら、参加できなかったかもしれません。自宅は、仕事と切り離している場所なので、仕事モードの自分を出しずらい場所でした。仕事や研究に対しての自由度が低いというか。これから、自宅から発信する機会も増えるので、自分なりの工夫は必要なのですが。
Zoomは色々な使い方ができて、便利だし、発想が広がると感じました。今回は、田村先生と提供者の方のセッションを観察させてもらいました。陪席させていただいているような感じでしょうか。参加者が参加スタイルを選べると感じました。リフティングチームも作りやすいのでは、と感じました。自分が提供者でなかったので、より、客観性が強くなったのかもしれません。提供者としての自分も体験してみたいと思います。
ZoomとGSVで、何か研究ができないかな。。と考えてしまいました。これから、ネット上でのカウンセリングは増えてくると思います。今までの、理論や方法と違う特徴がありそうです。
ブログ、拝読しました。以下、私の感想です。
・久しぶりの参加でしたが、とても刺激的で有意義な時間でした。事例を通じてのシステムの捉え方はあらためて勉強になるポイントがいくつもありました。
・田村先生のオンラインSVに参加させてもらったことがあったので、流れには慣れているように感じました。
・空気を読まなくていい分(読むための情報が極度に少ない分)、自由な感じがしました。
・それぞれさまざまな場所、状況からの参加で、多様性がより感じられてよい。これは以前参加させていただいたオンラインGSVでも感じたことですが、遠い土地同士の者がその時々に事情(台風で飛行機が飛ばないなど)やプライベートを踏まえて参加していることが伝わってきて、テーマ外の学びがたくさんありました。この多様性が発言の前提を自由にしてくれている感覚があります。
・どなたかが発言している間も、発言者以外に聞いているみなさんの表情をみて、こんな表情をする方なんだなー、この表情はどんな気持ちなのかなーと想像しながら聴いていました。そのこともあり、無意識に自分としてはリアクション=感じていること、トーンがわかりやすいように、やや過剰に表情に出していたかも感はありました。
・一方で、支援者としてクライアントに対するツールと捉えた場合は、自分がどのくらい困るのか、どのくらい相手の表情を読みづらいのかまだ未知数です。
以上です。
群馬も今日は曇りでしょうか。ブログもたくさん拝読し、刺激をいただき、わたしの学びスイッチも入っています!
個人特性だと思いますが,注意の転動性が高くなるように思いました。
ブログにあった枠が緩くなることと通じる部分があると思いますが,Online SVだと,集中力が切れやすいように感じました。注意の転動性が高い僕の途中なのかもしれませんが,ギャラリービューを見ているといろんな人の顔が1度に映り,しかも動きも見えるので,その動きに引っ張られて注意のフォーカスポイントが次々移ったように思いました。このような背景があって途中で猛烈にお腹が空いて,パンを食べたのだなと思いました
(自由で申し訳ありません)。
一方で,この場所から出ることなく先生のSVを受けることは,魅力的なメリットだと思いました。空間を越えられるメリットは,とても大きく感じました。
個人的にはFace to faceのGSVが好きですが,今後は上手に使い分けることができたらと思いました。
事例提供させていただきました。グループSVに参加させていただくこと自体が初めてでしたが、その上オンラインということで、貴重な経験をさせていただきました。
オンラインだったので、対面よりも周りからのプレッシャーをあまり受けることなく、わりとのびのびと話せたように思います。事例についても理解を深めることができ、次の一手をどうするかアイデアをいただくことができました。
一方で、周りの方々の様子を窺う余裕がなく、一人で一方的にばーっと話していた感があります。田村先生以外の方々からのご質問やご意見をいただくタイミングを、うまく推し量ることができませんでした。この点は、オンラインの難しさであると感じました。
このような難しさはありますが、それでもこうした状況の中で色々な方々と顔を見ながらお話しができるのは、私にとって貴重な時間でした。zoom等のツールについても、うまく活用できるようにこれから勉強してみたいと思います。本当ににありがとうございました。都合がつきましたら、また参加させていただきたいと思います。
zoomでの参加は初めてでしたので、早めに準備はしていました。
別の講座で講義の聴講だけは1度受けたことはありました。
手惑いましたがギャラリー・ビューに入る事ができほっとしました。
ノートパソコンが無線LANのたむめ、途中ネットの接続が不安定と出ることがあり、不安になりました。
事例提供はしませんでしたが、田村先生の助言を聴きながら、自分が抱える事例や自己の状況を頭に浮かべて、学ぶ事ができました。
指名されるまで手をあげての発言はしませんでした。
自分自身、コロナの影響か、仕事から来る疲労感が抜けていない状況での参加でしたので、移動時間なく、リビングの自由な環境で参加できた事は良かったです。
どちらかと言えば、田村先生のオフィスでのグループSVを望みます。
これまでにZOOMによる話し合い(3人、10人、30人)を経験した上での今回のオンラインSVの感想です。やはり、人数が増えれば増えるほど講義的な雰囲気が濃くなると感じています。逆に、人数が少ないと双方向性はかなり確保される印象をもちます。
今回のオンラインSVは、人数的にも事例発表者と田村先生のやりとりを聞いていくという(少し言葉が違うかもしれませんが)講義的な要素が多かったように思います。しかし、個人的にはその2人のやりとりを聞くなかで質問の方向性、方法、中身などを興味深く聞くことができました。また、聞いているだけかと言えばそうでもなく、個人的に聞きたいことは途中で聞くことができ、充実の2時間でした。
また、人数が増えた際や、情報が込み入ってきた際にも双方向性を確保するために、ZOOMの共有機能、コメント機能などの使い方やルールを模索しながら活用していくことで、オンラインの質も高めていく可能性があると思っています。そのためには、参加者のZOOMそのものの慣れやスキルもある程度必要ですね。職場でも今試行錯誤中です。
私は少人数のスーパービジョンでしたらズームのスーパービジョンがいいなぁと思っています。なんて言うのか画面を通して一体感が得られると思っています。なんでか分かりませんがそう思っています。
今までZoomを使うことは数回ありましたが、タブレット使用で、顔出しなく、発言もしないオンライン講座でした。
今回はスマホで参加し、画面はスピーカービューだったようです(先生のブログで2種類の画面があると初めて知りました)。
SVがどのように展開されていくのか、雰囲気がなんとなくわかったような気がしましたが、私の画面がギャラリービューだったら、もっと雰囲気を感じることができたのかと今頃気づきました。以前からグループSVが気になっていたので、体験できてよかったです。
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