2019年12月16日月曜日

娘の卒業式@メルボルン

現在、娘の卒業式に参加するためにメルボルンに来ています。
ここ数年、海外出張は年に10回程度こなしていますが、仕事をしない海外渡航は6-7年ぶりです。

日本では、大学に入学するのが大ごとですが、卒業するのはそれほど難しくありません。
欧米では、大学に入るのはそれほど難しくないけど、卒業するのが大ごとです。
日本の大学では入学式が盛大で、卒業式はそれほどでもありません。
オーストラリアの大学では、入学式は大したことありませんが、卒業式が盛大です。
日本の大学いる息子二人の入学式には親として出席しましたが、卒業式には出ていません。(次男の卒業は来年ですが)
オーストラリアにいる娘の入学式には出ませんでしたが、卒業式には出席することにしました。

今回は、娘の祖母も一緒です。子ども達にとって唯一の祖父母になった義母は85歳。つい数ヶ月前まで現役で働いていた元気なおばあちゃんです。生命保険の外交員として30年以上地域で活躍してきました。40年前には海外駐在員夫人の先駆けとしてサンフランシスコに5年間滞在し、海外生活の経験があるとはいえ、さすがに体力の低下は否めません。今回はビジネスクラスでゆったり旅することになりました。

私も、ビジネスクラスは若い頃、間違って乗っただけで(エコノミーが満員だからビジネスに変えてくださいっていうオファーが昔ありました)、ほぼ初めてです。会社や国家でお偉いさんになった友人たちは、当然のごとくビジネスクラスを利用していますが、大学の教員なんて慎ましいものですよ。

いやぁ、楽チンですねぇ!
座席は広くてゆったり。寝るときはフルフラットで横になれます。
機内食も美味しくて、CAさんはワインを何杯も注いでくれます。おかげで酔っ払ってしまいました。
長距離便のエコノミーは症候群になるほど苦行ですが、ビジネスは極楽です。あえて言えばビジネスクラス症候群は酒の飲み過ぎでしょうか。
窮屈なエコノミーに座っていると、ビジネス客は偉い人かお金持ちに見えます。羨ましいなぁ、、、
しかし、ビジネスに座ってみると、自分が偉い人かVIPかお金持ちになった気分になるわけではありません。もしそうなら、それは薄っぺらな自尊心なんでしょう。
多少、楽チンなだけで、目的地に早く着くわけでもないし、落ちるときは一緒ですから。

伴侶を亡くし20年以上一人暮らしを続けているおばあちゃんにとって、孫娘が海外に呼んでくれるのは何よりも楽しみな旅です。
まあ父親にとっても同様ですが。

今回の旅はおばあちゃんペースです。
目的は孫の卒業式参列のみ。
体力的に、あちこち観光で見て回るわけでもありません。
せいぜいクリスマスで賑わうホテル近辺のお店をwindow shoppingするだけで、あとはホテルでのんびり。この生活を1週間続けます。
現実逃避。国内ではこういう生活はできません。やることが迫ってきますから。
仕事の旅行でも、やる事は詰まっているし、今回のような旅行はなかなか良いものです。

もっとも、溜まっている原稿はたくさん持ってきています。
のんびりした時間の中では、原稿もはかどるはずなんですが、なかなかうまくは行きません。

(まだ書いている途中です。)

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