「準備周到派」と「臨機応変派」に続く、ユング心理学の第二弾です。
外向派=「外の世界」が好き(Extroversion)=「話し合おう」タイプ
このタイプの人は、他人や世の中のできごとなど外の世界で起きていることに関心を持ちます。他の人と関係することが好きで、そこからエネルギーを得ます。
人と一緒にいることを好み、まわりに誰かがいる方が落ち着きます。
書くことより話すことが好きです。
自分を人に表現することが多いです。
関心を深めるより広げることが好きで、話しながらまとめて行きます。
一見、活発で興味・関心が旺盛に見えます。
いろんなひとと広く交流するのが好きです。グループでの話し合いを好みます。
聴くより話すことを好み、その時のはずみで質問したり、話したりしながら考えがまとまっていきます。
内向派=「内の世界」が好き(Introversion)=「考えてみます」タイプ
このタイプの人は、自分の内の世界起きている思索や体験に関心を持ちます。深く内省することからエネルギーを得ます。
人と一緒にいるよりは、ひとりでいることを好みます。
話すことより書くことが好きです。
自分のことをペラペラ話しません。
考えが十分にまとまってから話します。
興味を広げるより、今していることに集中して深く掘り下げることが好きです。
一見、静かで穏やかに見えます。
少数の人と深く関わるのが好きです。1対1のやり取りを好みます。
話すより聴くことを好み、じっくり考えをまとめ、時間がたってから話します。
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これも前回の話と同じく、どちらが良い・悪いということではありません。
外向的=活発で元気。
内向的=ネクラでオタク。
といったイメージがありますが、ここでいっているユングの内向・外向は、エネルギーの向き方の違いであり、一般用語の内向的・外向的とはちょっと異なります。
ここでも、同じタイプ同士だと何となくしっくりきますが、異なる場合、
内向の人は、外向の人が「よく考えずに口から出まかせ言っている」と感じたり、
外向の人は、内向の人が「なにもしゃべらないから、何も考えていないのでは」と受け取ったりします。
このような場合、外向タイプの人の言葉は必ずしもじっくり考えられた末ではないことを理解ます。
また内向タイプの人が沈黙していても内界では深く考えている場合もあることを理解します。
これはユング心理学にもとづくMBTIタイプ論による性格の理解です。私自身はユング派ではないのですが、これだけは理解しやすいので使っています。全部で4種類あるので、あと2種類紹介しますのでお楽しみに。
自分のタイプを知ると、なかなか便利ですよ。少なくとも、血液型よりは。
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