2013年5月16日木曜日

臨床は疲れるけど、エネルギー源です。

ふぅ。。。
今日はくたびれた。
8名の方と面接した。
普段は、おひとり1時間プラスアルファ ⇒ 1日最高5名までです。
今日は来週から始まるセミナーの事前面接が入ったため多くなった。
まあ、普通のお医者さんは1日20名、30名というのがザラだし、私も病院勤めの頃はそうだった。
でも、ひとりの人に対する密度がぜんぜん違う。

私はつくづくMBTIでいうExtroversion typeだと思う。
Introversion(内向)typeはひとり落ち着いて内省を深めることでエネルギーを得る。
Extroversion(外向)typeは他者と交わることでエネルギーを得る。
人と交流すれば相手を気にかけ気を遣うことが疲れるというより、その行為自体が自分へのエネルギーとなり跳ね返ってくる。自分の閉ざされた思考回路に他者が入り込むことで、新たなアイデアや動機が得られる。

Q) 先生はたくさんの悩みを聞いて、自分が疲れたり悩んだりしないのですか?

A) というのは定番の質問なのですが。
答えはYes and No.
疲れますよ。たくさん気を遣うから。

でも、基本的に悩みません。
クライエントの悩み・苦しみの内容はとても重たいです。共感し、心の底まで共に下りていく作業は怖く負担になります。でも、その苦しみはあくまでクライエントのもの。自分自身のものではありません。主観性と客観性をうまく使い分けるのがコツ(というか必須)です。
共感するという行為は、相手の心情を自分の心に映し出し、自分自身の感情体験を用いるという点ではすごく主観的な行為です。
それと同時にクライエントの感情体験が自分の主観的世界に投影されず切り分けることができる枠組みが基本にあります。
高層ビルの耐震構造ですね。クライエントの揺れに深く共振しつつ、基礎はしっかり固定されぶれることはありません。だから、クライエントの悩みが自分の悩みにはなりません。

とまあ、8名の面談の合間を縫ってこれを書けたので良しとしましょう。
さあ、帰ろう。
お腹すいた!!

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